コンテンツにスキップ

長房町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 東京都 > 八王子市 > 長房町
長房町
南浅川橋
南浅川橋
長房町の位置(多摩地域内)
長房町
長房町
長房町の位置
北緯35度39分18.22秒 東経139度17分35.8秒 / 北緯35.6550611度 東経139.293278度 / 35.6550611; 139.293278
日本の旗 日本
都道府県 東京都
市町村 八王子市
地域 西南部地域
面積
 • 合計 2.188 km2
人口
2017年(平成29年)12月31日現在)[2]
 • 合計 13,435人
 • 密度 6,100人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
193-0824[3]
市外局番 042[4]
ナンバープレート 八王子
※座標は八王子長房郵便局付近

長房町(ながぶさまち)は、東京都八王子市町丁。丁番を持たない単独町名で、住居表示未実施区域である[1]郵便番号は193-0824(八王子西郵便局管区)[3]。町名の読みは、行政上は「ながさまち」だが[1][3]、一般的には「ながさまち」の読みが使用される。大規模都営団地である長房団地がある。

地理

[編集]

八王子市西南部に位置し、南浅川の北側に広がる丘陵地帯である。東で横川町、西で廿里町、南で千人町並木町東浅川町、北で横川町・城山手元八王子町と隣接する。

1927年昭和2年)に、縄文時代後期の遺跡である船田石器時代遺跡が発見された。

地価

[編集]

住宅地の地価は、2014年平成26年)1月1日公示地価によれば、長房町1431番2の地点で9万9,500円/m2となっている。[5]

長房団地

[編集]

長房団地は、1962年(昭和37年)から1976年(昭和51年)にかけて建設された、約3,600戸の都営団地である[6]。都内有数の大規模都営団地であり、都営長房団地とも呼ばれる。

長房団地の場所は、1944年(昭和19年)4月に戸山から東京陸軍幼年学校が移転し「建武台」と名付けられた[7]。東京陸軍幼年学校は1945年8月2日八王子空襲の標的とされ焼失[7]、同年8月15日の敗戦に伴い廃止され解散した。その跡地に長房団地が建設された[7]

長房団地の建設工事に先立ち、遺跡発掘調査が行われた。一時期は団地の居住人口が約2万人に達していた。

2000年代以降は建て替えが進められ、東京都を主体とする「八王子市長房地区まちづくりプロジェクト」により、八王子市内に本社を置くスーパーアルプスを核店舗とする複合商業施設の建設など、都営長房団地の再開発が計画された[8][9]

同プロジェクトに基づき、2021年令和3年)4月には、長房団地の敷地の一部で建て替えが完了[6]。同年4月28日には団地内に、スーパーアルプスが運営するショッピングセンター「コピオ長房[10]」がグランドオープンした[11]

歴史

[編集]

沿革

[編集]
  • 1889年明治22年)4月1日 - 町村制施行により、神奈川県南多摩郡下長房村が散田村、下椚田村、館村、寺田村、大船村と合併し、横山村が成立する。下長房村は横山村大字下長房となる。
  • 1955年昭和30年)4月1日 - 横山村が八王子市に編入、横山村大字下長房は八王子市大字下長房となる。
  • 1956年(昭和31年)10月1日 - 町名変更により、八王子市大字下長房が八王子市長房町となる。
  • 1962年(昭和37年)- 都営長房団地の建設開始[6]
  • 1974年(昭和49年)- 都営長房団地で入居開始。[要出典]
  • 1976年(昭和51年)- 都営長房団地が完成[6]
  • 1982年(昭和57年)11月1日 - 長房町の西側の一部を分離し、八王子市廿里町とする。
  • 1995年(平成7年)2月18日 - 住居表示実施により、町域の一部が城山手1丁目・2丁目に編入[12]
  • 2021年令和3年)
    • 4月 - 長房団地の敷地の一部で建て替えが完了[6]
    • 4月28日 - 長房団地内に「コピオ長房」がグランドオープン[11]
    • 5月 - カインズ八王子長房店が「コピオ長房」B棟にオープン。

世帯数と人口

[編集]

2017年(平成29年)12月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]

町丁 世帯数 人口
長房町 6,730世帯 13,435人

小・中学校の学区

[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[13]

番地 小学校 中学校
1〜58番地、78〜86番地、88番地 八王子市立第五小学校 八王子市立第四中学校
1591〜1592番地 八王子市立浅川小学校 八王子市立浅川中学校
59〜77番地、87番地、89〜372番地、376〜405番地
557番地、567番地、573番地、687番地
691〜704番地、756〜759番地、761〜773番地
774番地2、775〜777番地
八王子市立長房小学校 八王子市立長房中学校
581番地、588番地、633〜649番地、705〜755番地
760番地、774番地1、778〜1480番地
1583〜1590番地、1603〜1619番地、1621〜1832番地
八王子市立船田小学校
373〜375番地、406〜446番地、450番地1〜2・4
450番地10〜12・30〜42・98・101・110・130〜132
450番地134〜139・141〜155・161・163〜167
450番地175〜176・178〜181・186・200・207〜209
450番地212・214〜215・217・234・239〜245
451〜456番地、457番地1・4〜5・8・11〜12・15〜16
457番地19〜20、459〜462番地、463番地1・11
520〜544番地(50〜54・56〜61号棟)、545〜551番地
八王子市立横山第二小学校 八王子市立横山中学校
449番地、450番地5・8・43〜95・99〜100・102
450番地104〜108・111〜122・124〜129・140
450番地156〜160・162・168〜174・177・218
450番地220・256、457番地2〜3・6〜7・9〜10・13〜14
457番地17〜18、463番地2・8〜10・12〜19
467〜519番地、520〜544番地(55・62〜68号棟)
614〜631番地、1481〜1582番地
八王子市立陵南中学校

施設

[編集]

教育

[編集]

郵便局・金融機関

[編集]
  • 八王子長房郵便局 ※読みは「はちおうじながふさ」
  • みずほ銀行長房出張所(母店・八王子支店) ※読みは「ながふさ」

商業

[編集]

福祉

[編集]
  • 特別養護老人ホーム長舟園
  • デイホームむつみの園

公園・神社・寺院

[編集]

現存しない施設

[編集]

史跡

[編集]

交通

[編集]

バス

[編集]

道路

[編集]

長房町が登場する作品

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c 八王子市の町名と面積一覧(住居表示実施状況)”. 八王子市 (2016年6月29日). 2018年1月15日閲覧。
  2. ^ a b 住民基本台帳 町丁別世帯数及び人口”. 八王子市 (2018年1月15日). 2018年1月15日閲覧。
  3. ^ a b c 郵便番号”. 日本郵便. 2018年1月15日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2018年1月15日閲覧。
  5. ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
  6. ^ a b c d e 八王子市長房地区まちづくりプロジェクト 東京都住宅政策本部、2024年9月12日閲覧。
  7. ^ a b c 長房住民が伝えたい地域の歴史 八王子市、2024年9月12日閲覧。
  8. ^ 「八王子市長房地区まちづくりプロジェクト」が始動”. 東京都. 2020年3月29日閲覧。
  9. ^ 手続きの進捗状況 都営長房団地建替事業|環境アセスメント”. 東京都環境局. 東京都. 2020年3月29日閲覧。
  10. ^ 長房店 スーパーアルプス、2024年9月12日閲覧。
  11. ^ a b 歩いて生活できる街へ 高齢化進む都営団地の敷地内に複合商業施設を誘致 東京・八王子市 公明党、2022年1月8日、2024年9月12日閲覧。
  12. ^ [1]
  13. ^ 通学区域一覧・通学区域図(町名別)”. 八王子市 (2016年6月29日). 2018年1月15日閲覧。

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]