マインクラフト はじまりの島
マインクラフト はじまりの島 Minecraft: The Island | ||
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著者 | マックス・ブルックス | |
訳者 | 北川由子 | |
発行日 |
アメリカ合衆国 2017年7月18日 日本 2017年7月12日 | |
発行元 |
アメリカ合衆国 デル・レイ・ブックス 日本 竹書房 | |
ジャンル | フィクション | |
国 | アメリカ合衆国 | |
言語 | 英語 | |
形態 | 文学作品 | |
ページ数 | 288 | |
コード | 978-0-399-18177-1 | |
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『マインクラフト はじまりの島』(マインクラフトはじまりのしま、原題: Minecraft: The Island)は、マックス・ブルックスによるヤングアダルト、異世界小説で、2017年7月にデル・レイ・ブックスから出版された。その後、直接的な続編である「Minecraft: The Mountain」が2021年3月に、「Minecraft: The Village」が2023年10月に出版された。
背景
[編集]ブルックスがサンドボックスビデオゲームの『Minecraft』に興味を持ったのは、2012年に、友人がMinecraftを紹介したときだった。2015年に、彼はMojangからMinecraftを題材にした小説を書くよう依頼した。Mojangとの契約が終了するときには、ブルックスは原稿を完成させた[1]。
小説を執筆しているときに、ブルックスは主人公の身体的特徴を除いて、すべての創造の自由を与えられた。Mojangは読者に小説の中で自分自身を想像してもらうために、「包括性に関して非常に積極的だった」とブルックスは述べている[1]。
あらすじ
[編集]ヤングアダルト向けに書かれたこの本は、それぞれの特定の人生の教訓を教える章に分かれている[2]。物語は、性別を特定していない、現実世界からの無名の語り手が無人島に到着し、そこでMinecraftの世界に閉じ込められていることに気づくところから始まる。彼らは、馴染みがない世界の仕組みを学ぶことができない[2]。
出版
[編集]『マインクラフト はじまりの島』は、2017年7月にデル・レイ・ブックスから出版された。Mojangは、男性と女性の声を選べるように、ジャック・ブラックと、サミラ・ワイリーがナレーションを担当した2冊のオーディオブックを制作した[1]。
書評
[編集]NPRのジェイソン・シーハンは、Minecraftのゲームメカニクスによって課せられた制約を順守したストーリーを作成するのに興味を持ち、この小説を「ジャンル文学の内部一貫性の修士論文」と呼んだ[2]。1843のティム・マーティンは、この小説が面白くないと感じた[3]。Booklistのジョン・ピーターズは、プロットを「機械的な感じがある」と述べた一方、この本には「役立つヒントや戦略」が含まれていると述べた[4]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c Alter, Alexandra (2017年7月26日). “'Minecraft: The Island' Blurs the Line Between Fiction and Gaming”. The New York Times 166 (57671): p. B1. ISSN 0362-4331. オリジナルの2017年8月27日時点におけるアーカイブ。 2023年8月14日閲覧。
- ^ a b c Sheehan, Jason (2017年7月22日). “Life Lessons (With Zombies) In 'Minecraft: The Island'”. NPR. 2017年7月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月14日閲覧。
- ^ Martin, Tim (2017年7月10日). “The first Minecraft novel...or is it a self-help book?”. 1843. The Economist Group. 2023年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月15日閲覧。
- ^ Peters, John (2017年10月4日). “Review: Minecraft: The Island”. Booklist Online. 2023年8月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月15日閲覧。