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『ロリポップチェーンソー』(LOLLIPOP CHAINSAW)は、2012年6月14日に発売されたグラスホッパー・マニファクチュアが開発し、角川ゲームスが発売したXbox 360及びPlayStation 3用ホラーアクションゲームである。安田善巳率いる角川ゲームスと、安田の盟友である須田剛一率いるグラスホッパー・マニファクチュアによって開発された。
ジャンル | アクションゲーム |
---|---|
対応機種 |
PlayStation 3 Xbox 360 [RePOP] PlayStation 4 PlayStation 5 Xbox One Xbox Series X/S Nintendo Switch Steam |
開発元 |
角川ゲームス グラスホッパー・マニファクチュア |
発売元 |
角川ゲームス Warner Bros. Interactive Entertainment [RePOP] Dragami Games |
プロデューサー |
安田善巳 設楽昌宏 |
ディレクター |
須田剛一 池田トム |
シナリオ |
ジェームズ・ガン 結城昌弘 |
音楽 | 山岡晃 |
キャラクターデザイン | 猫将軍 |
人数 | 1人 |
メディア |
PS3: Blu-ray Disc Xbox 360: DVD-DL [RePOP] PS5: Blu-ray Disc Switch: ゲームカード PS4/One: ダウンロード専売 |
発売日 |
2012年6月12日 2012年6月13日 2012年6月14日 2012年6月15日 [RePOP] 2024年9月26日 PS4/One : 2024年12月2日 |
対象年齢 |
CERO:D(17才以上対象)(通常版) CERO:Z(18才以上のみ対象)(PREMIUM EDITION、RePOP) ESRB:M(17歳以上) USK:16(16歳未満提供禁止) ACB:MA15+ |
売上本数 |
10万本[1] 70万本[1] |
2012年6月には、全世界60ヶ国以上もの国、地域で世界同時発売を行った。2014年3月に、全世界累計販売本数が100万本を突破したことが発表されている。
2022年5月より、プロデューサーの安田が独立起業したDragami Gamesが角川ゲームスから本作に関する権利を引き継いでいる[2]。
2024年9月26日には、リメイク版『ロリポップチェーンソー RePOP』(ロリポップチェーンソー リポップ)が発売された[3](後述)。
スタッフロールには須田がクリエイティブディレクターと記載されているが、後年の安田は「須田は当時別の企画で忙しく、自分がディレクター兼プロデューサーとしてグラスホッパー・マニファクチュアと角川ゲームスの共同開発チームを監督し、須田はエグゼクティブプロデューサーとしてゲームデザインを総括していた」としている[4]。
ホラーアクションという触れ込みだが、グラスホッパー・マニファクチュアが開発に関わった『ノーモア★ヒーローズ』や『シャドウ・オブ・ザ・ダムド』同様、シリアスと残酷描写とギャグ・ブラックジョークを織り交ぜたコメディ調の内容となっている。同時発売された数量限定版のPREMIUM EDITIONはCERO Zに指定されており、PS3版とXbox 360版で異なるパッケージデザインを採用。
海外版はゴア表現や激しい流血描写を含むが、日本版は流血がキラキラと光り輝く演出に変わっていたりなどとマイルドな表現になっている。PREMIUM EDITIONはCERO Zに指定されており、表現方法を通常版と同じ「KIRAKIRA VER.」と海外版と同じ「ZAKUZAKU VER.」から選択できる。同梱されているコードを入力してジュリエットの声やボスキャラクターの声を変更でき、PS3版・Xbox 360版各専用コスチュームも解禁できるようになる。また日本語・英語の音声切替もできる。
舞台はアメリカ西海岸。地域最大級のマンモス高校「サン・ロメロ・ハイスクール」に通うジュリエットはチアリーディングをこよなく愛する模範的な生徒であった。しかし彼女は古より死霊を天国に導くゾンビハンターの家系であるスターリング家の人間であり、彼女もまた学生生活の傍ら、ゾンビを始めとするモンスター退治の裏稼業に勤しんでいた。
ジュリエットの18歳の誕生日。ボーイフレンドのニックとの待ち合わせをしていたジュリエットは学校に向けて自転車を走らせるが、彼女の前にゾンビと化した生徒の群れが立ち塞がる。愛用のチェーンソーを手に、ゾンビの犇めく学校へと乗り込んでいくジュリエットだが、油断した隙に背後からゾンビに迫られる。その彼女を庇ったのはニックであった。ゾンビに腕を噛まれ、ジュリエットに愛を告げて死を覚悟するニックだったが、ジュリエットは苦肉の策で魔法を用い、ニックを首だけの状態で蘇生する。
生首になってしまったニックを伴い、ジュエリットは師匠のモリカワを探して学校を駆ける。やがてモリカワと合流したジュリエットだったが、そこに現れたゾンビ騒動の首謀者であるスワンが腐界から「闇の呼び声」という5人の強力なゾンビを召喚し、その1体であるゼッドとの戦いでモリカワを喪ってしまう。ジュリエットはニックと共にゾンビを倒しながら学校を進み、姉のコーディリアや妹のロザリンドと協力しつつ闇の呼び声と戦っていく。やがてロザリンドが敵に捕らわれるも、ジュリエットの父であるギデオンの助力によって救出に成功する。
一家はスワンを止めるべく、ゾンビの群れを蹴散らして学校の聖堂を目指す。最後の闇の呼び声であるルイスを倒すものの、全ては闇の呼び声の死と引き換えに腐界の帝王キラビリーを召喚するというスワンの策略であった。スワンは自らの首を刎ね、いよいよキラビリーが降臨する。その巨体を相手に流石に手も足も出ないかと思われた時、天界からモリカワが電話を寄越して来る。彼のアドバイスによって何とかキラビリーにダメージを与えつつ接近するジュリエットだったが捕まってしまい、彼女を助けるべくギデオンがバイクで特攻し、爆発に消えていく。ジュリエットは打ち拉がれるも、ニックの叱責で立ち上がり、父の開けた穴からキラビリーの体内に乗り込む。そこにはスワンの胴体があった。キラビリーを倒すにはニックをその胴体に取り付けて制御を奪い、巨体を構成するゾンビを切り離して自己崩壊させる必要があった。その暁にはニックは死ぬ。ジュリエットは拒絶するがニックの意志を汲み、互いに愛を告げてスワンの胴体にニックの頭を取り付けた。
ニックの犠牲によってキラビリーは倒されるが、その功績を讃えられたニックは大いなる意思によって身体を得て蘇る。しかし慌ただしさからの手違いにより、ニックの首の下はモリカワの胴体だった。何にせよ無事を喜ぶジュリエットとニックの前に、実は生きていたギデオンがコーディリアとロザリンドと共に現れる。一家とニックはジュリエットの誕生日を祝うべく、スターリング家への帰路に就くのだった。
ノーマルコスチューム以外に『魔乳秘剣帖』、『デッドマン・ワンダーランド』、『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』、『これはゾンビですか?』とコラボレートした衣装を実装している。対象のゾンビを倒し、入手できるメダルを集めてそれと引き換えにコスチュームが手に入る。
各主要ヒロイン1名から用意された衣装だが、『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』に限っては2名のキャラクターからなる。
『ロリポップチェーンソー RePOP』 (LOLLIPOP CHAINSAW RePOP) は2024年9月26日に発売されたリメイク版。対応機種はPlayStation 5、Xbox Series X/S、Nintendo Switch、PC(Steam)。2024年12月2日には日本を含むアジア地域にてPlayStation 4、Xbox Oneでも発売予定。こちらは安田善巳が創設したDragami Gamesによる開発であり、グラスホッパー・マニファクチュアも脚本家のジェームズ・ガンも関わっていない[4]。
基本的な内容は原作のままだが、解像度とフレームレートの向上やロード時間の短縮、カメラや入力のレスポンスの改善の改善、移動や攻撃の速度の上昇、細かい操作性の改善、QTEや連射・ロックオンのオート化(従来通りのマニュアル操作も可能)など、全体的に遊びやすい調整が施されている。やり込み要素としてクリア後にリアルタイムアタックが解禁される。
PREMIUM EDITION同様にモードと担当声優の切り替えが可能。日本国外においてもモードが選べるようになったことで、「KIRAKIRA VER.」は「RePOPモード」、「ZAKUZAKU VER.」は「ORIGINALモード」と名称が変わっている。また、ジュリエットには田村ゆかりの音声も追加されている。同じく英語音声も選択可能。
洋楽ナンバーを使用していたBGMはオジリナル曲中心の編成に差し替えられている。コスチュームに関しても角川ゲームスに版権がある作品はオミットされてしまったものの[10]、代わりにDragami Gamesが権利を引き継いだゲーム(『LoveR』など)に関するコスチュームが追加されている。
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