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ウルトラシリーズの登場キャラクター ウィキペディアから
ウルトラの父(ウルトラのちち、英表記:Father of Ultra[1])は、円谷プロ制作の特撮テレビドラマシリーズ「ウルトラシリーズ」の作品に登場する、架空のキャラクター。
クレジットなどで確認できないスーツアクターの役柄を記載する場合には、必ず信頼可能な情報源からの出典を示してください。出典の無い情報については、Wikipedia:独自研究は載せないに基づき一定期間ののち除去されるおそれがあります(プロジェクト:特撮/スーツアクターの役名記載についてでの議論に基づく) |
M78星雲光の国の宇宙警備隊の初代隊長[2]で、後に最高司令官・大隊長を務める[1][3]。
ウルトラの母とは夫婦関係にあり[注釈 1]、ウルトラマンタロウの実父にしてウルトラマンAの養父[注釈 2]であり、ウルトラマンタイガの実祖父である。ウルトラセブンは義理の甥[注釈 3]という設定もかつては使用されていたが、2016年以降は使用されていない[4]。ゾフィーの幼少期に戦死した彼の父とは、親友同士であった。初代ウルトラマンなどの他のウルトラ兄弟には、血縁関係こそないもののその偉大さや人柄から、実父のように慕われている[1][3]。
ウルトラシリーズの根幹であるM78世界においては地球を訪れるたびに奇跡的な力を示していたことから、ウルトラ戦士のみならず地球人からも尊敬されており、『ウルトラマンメビウス』ではウルトラの父降臨祭なる記念日まで制定されていることが判明する。後述のサンタクロースなどの姿は見せるが、一体化する特定の地球人は持っていない[2]。
本名は2009年の映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』でウルトラマンケンと設定された[5][6]。
『ウルトラマンA』第27話で初登場した。ヒッポリト星人にブロンズ像のように固められたウルトラ5兄弟の救出に現れ、ヒッポリト星人と戦って善戦したが、超スピードで急行した長旅の疲労で大量のエネルギーを消費していたことから本来の力を出すことができず、残りの全エネルギーをAに与えて復活させた後で力尽きる[注釈 4]。その後、第38話で復活してサンタクロースの姿で現れる[注釈 5]。『ウルトラマン80』第38話では空に映るイメージとして登場し、ウルトラマン80を励ました。
その後のテレビシリーズでは長らく登場しなかったが、久々にM78世界が舞台で昭和ウルトラシリーズと世界観を共有する『メビウス』では、ウルトラマンメビウスを地球へ送り出す際に登場する。第37話ではジャシュラインによって黄金にされたメビウスを助けるが、作中では過去に地球を訪れた時期(現実では登場した放送回)が主にクリスマス前後だったことを記念する前述の降臨祭が開かれていた時期だったこともあり、人々から大声援を浴びている。
『ウルトラ銀河伝説』では、光の国を襲撃したウルトラマンベリアルを迎え撃つ。ベリアルとはウルトラ大戦争を共闘した旧友であり、対峙した際は説得して平和的解決を試みていたが、結局は戦うことになって敗北し[注釈 6]、光の国や他の戦士とともに氷結してしまう。その後、ウルトラマンゼロがベリアルを倒し、プラズマスパークエネルギーコアを取り戻したことで復活している。
『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』で登場した「ウルトラマンケン」としての姿は、ウルトラホーンがやや小ぶりで髭はなく、バックルの形状も異なっていた。ウルティメイトウォーズのエンペラ星人戦でウルティメイトブレードを持ったことで覚醒を遂げてウルトラホーンが大きくなり、現在の姿に転身したとされる[11]。その後の「ベリアルの乱」では、かつての戦友に真の力を使う決意ができずケンの姿のままで戦っていたが、当時の後悔から元の姿に戻ることを自ら封印し、以後はずっと現在の姿で活動している[5][6]。
第26話では声のみだが、北斗星司と南夕子にテレパシーで「Aに変身してはいけない」と警告。続く第27話では、ブロンズ像にされたウルトラ5兄弟を助けるために登場。Aを元の姿に戻してヒッポリト星人と戦って善戦するも、宇宙での長旅の疲れが出て次第に劣勢となり、Aに自分のカラータイマーを渡し、目の点滅が消え力尽きたが、5兄弟によって光の国に運ばれた。
第38話で復活を遂げ、サンタクロースの姿で登場。飄々とした言動で北斗に正体を明かしそうになっている。スノーギランにダウンしたAを助け、スノーギランを操るナマハゲを倒した。その後、スノーギランの閃光で失明した人々は、夕子を呼んで彼女が放った虹状の光線で回復させた。
放送当時に連載された内山まもるの漫画版ではテレビ登場前のために黒いシルエットでの登場で、エネルギーを使い果たして死亡する展開は同じだが、ヒッポリト星人をそのまま倒している。
第39話、第40話、第51話に登場。
第39話ではタロウとモチロンの戦いに割って入り、餅を食い荒らすモチロンを叱責して月への帰還を命じた。タロウと夕子がモチロンを臼にして餅つきを行なう光景を見届けると、夕子とともにモチロンを月に連れていった。第40話では、火星でタイラントと戦うエースを見守った。第51話では、ウルトラフェザーでリンドンを倒してその犠牲となった南原隊員の許婚・珠子をウルトラクラウンで蘇らせた。
第38・39話に登場[注釈 8]。第38話ではモロボシ・ダンの回想シーンにのみ登場し、ウルトラキーで悪魔の星・デモス一等星を破壊した。第39話では、ウルトラ兄弟に仲間入りしたウルトラマンレオとアストラを見守っていた[注釈 9]。
第38話に登場。空に映るイメージとして登場し、ゴースドンの攻撃を喰らった矢的猛=ウルトラマン80を励ました。
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タロウが幼年期のころからウルトラの母と共に登場しており、成長する息子を見守り続けてきた(タロウが慢心して訓練中に油断した時も、不満を聞いた上で一喝する厳格さを見せた)。
他のウルトラ戦士とともに天空魔と戦った。
ウルトラマンキングの誕生日を他のウルトラ戦士とともに祝福した。
第1話、第27話、第29話、第37話、第49・50話、『ウルトラマンメビウス外伝 ヒカリサーガ』SAGA3に、ファザーマントを纏った姿で登場。
以下、時系列順に解説。
第1話ではメビウスにメビウスブレスを授け、地球に派遣した。
第27話では途方もない脅威が迫っていることを察知[注釈 10]。第29話ではメビウスに光の国への帰還を命じ、タロウを再び地球防衛に向かわせた。しかし、結局メビウスを光の国へ帰すことはできなかった。
『ヒカリサーガ』SAGA3では、ウルトラマンヒカリから途方もない脅威の調査を志願された際に難色を示すが、ゾフィーに説得されて承諾し、ババルウ星人と戦うヒカリを見守った。
第37話ではジャシュラインによって黄金像にされたメビウスを救うため、久々に地球に降臨。ジャシュラインを軽々といなしつつ、メビウスを元の姿に戻した。ジャシュラインを倒せたものの力不足を痛感するメビウスを励まし、ウルトラマンとして戦うことは地球人の希望であり続けることであると説いた。
第49話ではエンペラ星人の回想シーンに登場。ウルティメイトブレードでエンペラ星人の腹部に傷を負わせたのと同時に、自身の腹部に傷を負ってしまう。
第50話では光の国からエンペラ星人に光を闇で消すことはできないと告げた。
プラズマスパークタワーのエネルギーコアが示した異常な反応を見て、ゾフィー、初代マン、セブン、メビウスに警告した。やがて、光の国に侵入したかつての戦友でもあるウルトラマンベリアルに一度は説得を試みるが、完全にウルトラ戦士の心を捨てたベリアルと戦う。一度は優位に立ったが、エンペラ星人との相打ちで負った傷を直撃されて敗北。ベリアルにプラズマスパークタワーを奪われて凍り付いてしまうが、ウルトラマンゼロによってプラズマスパークタワーが光の国に戻ると復活した。
ゼロが謎の敵(カイザーベリアル)の調査を志願した際、難色を示したセブンとは対照的に「それが運命かもしれない」と容認。「ウルトラマンゼロに我らの光を!」という掛け声と同時に、ゼロにマルチバースを超えるためのエネルギーを他のウルトラマンたちとともに注いだ。
第6話でタロウの回想シーンに登場。自分のようになりたいと言ったタロウを、父を超えてほしいという思いから叱り付けた。
ダークスパークウォーズでウルトラの母やウルトラ5兄弟とともにタロウを庇ってスパークドールズに変えられたが、第11話でタロウを光の中から激励した。
第24話・第25話に登場。
第24話では光の国からベリアル アトロシアスのエネルギーを感じ取り、ウルトラの母とともに不安な表情を浮かべた。第25話では苦戦するジードの前に駆け付け、ウルトラコクーンを用いてアトロシアスを閉じ込めて時間を稼ぎ、ジードたちの態勢の立て直しに貢献する。戦いが終わった後は肉体が復活したキングとともにジードを労いつつ、テレポーテーションで光の国に帰還した。
『ウルトラ銀河伝説』と同じく、ウルトラマンケンとしてウルティメイトウォーズ(ウルトラ大戦争)当時のバックルや髭もなく、小ぶりのウルトラホーンとなっている容姿で登場[9]。2009年公開の映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』以来の映像作品への登場となる[28]。
ベリアルと共に光の国を守った功績を讃えられ、宇宙警備隊の初代隊長に任命される[11]。
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