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日本のTVアニメシリーズ ウィキペディアから
『それいけ!アンパンマン』は、やなせたかしの絵本『アンパンマン』を原作としたテレビアニメ。
以下に挙げる放送日時は、特記しない限り関東地区のデータである。
「パン工場」に住むパン作りの名人・ジャムおじさん。彼は“心を持ったあんパン”を作りたいと思っていたが上手くいかずに困っていた。
ある夜、夜空の流れ星がパン工場のパン焼き窯に降り注ぐ。この「いのちの星」があんパンに宿り、アンパンマンが誕生したのだった。
アンパンマンは、困っている人がいればどこへでも飛んで行き、お腹を空かせて泣いている人には自分の顔を食べさせてくれる正義のヒーロー。そんなアンパンマンをやっつけるために誕生したのが、「バイキン星」からやって来たばいきんまんであった。
以前より複数のテレビ各局やアニメ制作会社がアンパンマンのアニメ化を企画したがどこも最終段階で立ち消えとなっていたが、1985年(昭和60年)に東京ムービー新社(現・トムス・エンタテインメント)と日本テレビがほぼ同時にやなせへアニメ化を申し出て[1]、1988年(昭和63年)10月3日に日本テレビで放送開始。企画した山崎敬之によると日本テレビサイドが提示した条件[注 3]をやなせが拒否し続けたために放送開始が2年近くも遅れたという[2]。当初はテレビ業界的にかなり不安視されており、上述の件でスポンサーに内定していた山崎製パンが放送直前に降板したため、急遽他の玩具会社などが提供することとなったり[3][注 4]、ネット局も日本テレビなどの数局のみで2クール(半年)・全24話で終了する条件であったことや昭和天皇の病状が悪化したことによる自粛ムードで新番組の告知やイベントもあまりできないまま、番組がスタートするなどの逆境を余儀なくされるが[8][9][1]、予想以上の高視聴率と人気を獲得したことや文化庁からテレビ優秀映画の表彰を受けたことから、1989年(平成元年)4月3日からは放送期間の延長と放送エリアの拡大が決まった[1]。そして現在に至るまで35年にわたり、放映され続ける長寿番組として定着し、2009年(平成21年)8月29日放送分でレギュラー放送1000回を達成。2018年(平成30年)10月で放映開始30周年を迎えた[注 5]。
また、日本で現在レギュラー放送されているテレビアニメでは『サザエさん』(フジテレビ系、1969年開始)と『ドラえもん』(テレビ朝日系、1979年開始。2005年にリニューアル)に次いで3番目に長寿のアニメ作品である。
延長後の1989年4月からはネット局が本格的に拡大され、数年後には日本テレビ系列局のない佐賀県以外の全ての都道府県で放送されるようになったが[注 6]、ネットワークセールス化には至っておらず、もっとも長い期間ローカルセールスで放送されているテレビアニメでもある。
関東地区では当初は月曜日、1996年から金曜日(2016年度より午前11時台前半)に放送されており、「アンパンマンとクリスマスの谷」で最高視聴率 15.4%(1989年12月25日(月曜日)放送)を記録。視聴率は1988年から2000年9月までは6% - 12%程度を保っていた(1996年に月曜5時台から金曜5時台へ移動)。しかし、2000年10月から金曜4時台に移動した2000年10月 - 2007年には5% - 6%程度になり、さらに2008年以降は放送開始以来初の4%以下、夕方時代末期以降は2%以下と低くなっている[注 7]。アニメ番組としては低い水準にあるが[注 8]、関連商品の売れ行きが好調のため、放送は長期化している[10]。
2010年4月2日の第1029話『クリームパンダとホッチンワニ』『ダテマキマンとおことちゃん』からはハイビジョン製作に移行している。
2013年10月に原作者のやなせが逝去し、日本テレビプロデューサーの中谷敏夫は当時「先生がアイディアを提案して、それをスタッフが実際にアニメとしての形を作っていく製作工程だった。お亡くなりになり、その現状のままでのアニメ製作ができなくなった」として今後の放送は白紙状態であるとコメント[11] した。翌2014年、やなせを偲ぶファンセレモニー「ありがとう!やなせたかし先生 95歳おめでとう!!」の場において関係者各位が「アニメは継続される」と発言、シリーズ終了の事態は回避された[12]。
なお、やなせは生前、放送1000回を迎える時期に受けた新聞取材で「俺が死んでも(このアニメは)終わりません。誰かが続けるでしょう。永遠に」と言及しており、自分以外の手により、制作が続けられることを容認している[10]。
2016年6月30日、フレーベル館、トムス・エンタテインメント、日本テレビの3社は、番組放送開始日である10月3日を「アンパンマンの日」と制定した[13]。番組内ではこれを記念した特別オープニング映像が期間限定で放送された(後述)他、汐留・日本テレビ本社社屋では10月3日から10月10日まで関連イベント「それいけ!アンパンマンフェスティバル」が開催された。
2017年1月から6月までは日本テレビの深夜アニメ枠が消滅状態となったため、本作が唯一の日本テレビ製作の30分尺アニメとなっていた。また、日本テレビ製作の新作テレビアニメとしては2019年4月から6月、2020年4月から12月[注 9]、2022年10月から2023年3月[注 10]においても本作のみの放送となっている。
2020年3月24日に1500回目の収録を迎える[14]も、3月末の収録(第1501回)[15]をもって2019新型コロナウイルスの影響を受け、4月以降のアフレコ作業が中止となった[16]ため、5月8日から再放送となった。その後、6月末からアフレコ作業を再開し[17]、8月から新作の放送を再開した。
毎回1週間の放送につき前半と後半に分けて2つのエピソードを組むのが基本であり、かつては不定期で1話構成のエピソードも放送されていたが年々放送回数が減少し、2008年以降は毎年10月第1週のみの放送に限られている[注 11]。サブタイトルもパターン化されており、大半は「〇〇(キャラクター)と〇〇(キャラクター、もしくはその話でメインとなる場所)」(「アンパンマンと〇〇」は新キャラクター登場回に使用されるときが多い)となっているが、例外も多くある。
1993年10月11日からはステレオ放送(全ネット局)、1996年4月1日(第373回)からは字幕放送(一部のネット局のみ)を開始。字幕放送では、主な視聴者層である幼児に合わせ、全ての文章がひらがなとカタカナで表記されている(長音は波ダッシュ「〜」で表記[注 12])。テレビの字幕はアンパンマンのセリフが黄色、ばいきんまんのセリフが緑、主役を務めるキャラクターのうちの一人のセリフが水色[注 13]、その他のキャラクターのセリフが白で表示される。
番組放送開始当初の作画方式は、セル画によるフィルム撮影で放送されたが、2000年(平成12年)11月10日放送分(第588回)より本編とオープニングアニメーションの作画方式をデジタルアニメーション制作に移行した[注 14]。その一方で、当初一部のエンディングとアイキャッチ、サブタイトルのアニメーションは、セル画の映像のまま継続して放送されていた。
2008年4月4日放送分(第933回)からは解説放送も開始した(キッズステーションおよびBS日テレを除く全ネット局)。詳細は後述。
地上デジタルテレビ放送が全国に広がって以降も画面比4:3における標準画質による制作が続いていたが、ハイビジョン放送の開始は他作品より遅く、2010年4月2日放送分(第1029回)よりようやくハイビジョン放送に対応した(アナログ放送では画面比16:9のレターボックス放送)[注 15]。ハイビジョン化に伴い、各コーナーのアニメーションが全て刷新され、全編デジタル制作となった。2011年7月22日の劇場版『ブラックノーズと魔法の歌』(後編)の放送を最後に、アナログでの放送は終了した[注 16]。
オープニングテーマの前と次回予告(および提供バック)の後で視聴者からの似顔絵をそれぞれ一枚ずつ紹介するコーナーを設けている。イラストコーナーでは、毎回アンパンマンによる「みんなの似顔絵で、元気100倍アンパンマン!」(オープニング前)、「みんな、似顔絵ありがとう。また見てね!」(次回予告後)の声が入る。なお、似顔絵は現在も募集中。似顔絵コーナー開始以前のオープニングとして、1990年代初期頃は「中央児童福祉審議会推薦・文化庁テレビ優秀映画奨励」のクレジットが表示されていた。似顔絵コーナーは90年代後半から開始されたが、2000年頃に一旦中断。その期間は「アンパンマンミレニアムメッセージ」と題し、視聴者からの応援メッセージ(ビデオレター)が紹介されていた。
提供バックでは1990年代中頃からBGMに『勇気の花がひらくとき』やキャラクターソングが使われ、バックのアニメーションも歌っているキャラクター毎に異なるものが数種類使われていたが、2010年4月のハイビジョン化後は、『アンパンマンのマーチ』のアレンジ版に変更され、アニメーションもアンパンマンとばいきんまんが草原の上で寝そべっているものに変更された。放送開始時から1990年代初期まではブルーバックで、BGMは『勇気りんりん』が使われていた。
次回予告はアンパンマンによるナレーションで行われる。BGMは『アンパンマンのマーチ』のインストゥルメンタル。一週二話の場合、内容はAパートのみしか予告されないが稀にBパートの内容が紹介されることもある。予告内容の最後は「ところが(そこへ)、ばいきんまんが現れて大変なことに!」と締め括られることが多い[注 17]。新キャラクターが登場する際は「今度、僕たちの新しい仲間が登場するよ」などと前置きされる。なお、キッズステーションを除いて予告時には字幕放送は表示されない。
ブルーバックで次回のサブタイトルを表示後、ジャムおじさんとバタコさんによる「それ!いけ!アンパンマーン!」の掛け声と共にアンパンマンと大勢のキャラクターが登場するアニメーションで締め括られる[注 18]。
劇場版公開日直前の場合は、劇場版の宣伝が行われ(ゲスト声優が顔出しで出演し告知する)、次回予告はサブタイトル表示のみに短縮される。BGMは『アンパンマンのマーチ』。
クリスマスSPの場合は、視聴者へのプレゼント(その年に公開された劇場版のDVDやCDなど)の告知が行われるため、同様に次回予告はサブタイトルのみとなり、BGMは『ジンジンジン』などクリスマス関連の楽曲に差し替えられる。
キャラクターが豊富なこともこの作品の特徴の一つで、1つのエピソードのためだけに登場するものも多い。その数は1000体以上に上り、2009年6月24日に「登場キャラクターが最も多いアニメシリーズ」としてギネス記録に認定された。
非常に多くの種類のキャラクターが登場するが、登場頻度が少ないキャラクターやサブキャラクターについては登場のたびに声優が交代することがしばしば見られる[注 19]。サブキャラクターの多くを佐久間レイ、山寺宏一[注 20]、かないみか、冨永みーな[注 21]、長沢美樹といった主要キャラクターを担当する声優が兼役で演じるか、鈴木琢磨や二又一成などが起用される。交代する場合に声優に連絡がないことがあり、声優が放送を見て初めて知ることがしばしば見られる[18]。
※★は、2010年3月まで提供バックのBGMに使用されていた楽曲
1995年から2010年までは、放送時間を1時間に拡大したスペシャル版がクリスマスシーズンに放送されていた(クリスマスのエピソード自体は通常放送回と同様30分に短縮され、2011年以降も毎年放送されている)。2007年までは、ゴールデンウィークや夏休み、番組改編期に1時間SPとして放送されたことがある。
また、毎年1回のペースで劇場映画版[注 46]が制作されている。
本編・次回タイトルコールはアンパンマン(声 - 戸田恵子)が担当。
オープニング、『勇気りんりん』のエンディング、サブタイトルとアイキャッチのアニメーションは放送年期により変化している。
劇場版の公開時期に合わせ、アニメーションの一部が劇場版の予告映像に差し替えられることがある。
サブタイトルは白の手書き風文字で表示される(ただし「アンパンマン」の文字のみタイトルロゴの白抜きを使用している)。このフォントは放送開始より一貫して同じものが使われている。題名の下には脚本・絵コンテ・演出を担当したスタッフがクレジットされる。クリスマスSPではクリスマス風のフレームが表示される。BGMは「アンパンマンのマーチ」のアレンジで、初代より同じものが使われている。
基本的に、BGMはアニメーションごとに変更される。かつては中編前半パート終了時にも使われていたが、現在ではCM直前で画面端にタイトルロゴが表示されるだけでアイキャッチが流されない場合が多い。
2010年3月まで週替わりごとにアニメーションが変更されていた。
現在のネット局[25]
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送時間 | ネット状況 | 字幕 放送 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
関東広域圏 | 日本テレビ(NTV) | 日本テレビ系列 | 金曜 10:55 - 11:25 | 【制作局】 | 〇 | [注 51] [注 52] |
山形県 | 山形放送(YBC) | 同時ネット | [注 53] | |||
北海道 | 札幌テレビ(STV) | 日曜 6:30 - 7:00 | 遅れネット | [注 54] | ||
青森県 | 青森放送(RAB) | [注 55] | ||||
岩手県 | テレビ岩手(TVI) | [注 56] | ||||
宮城県 | ミヤギテレビ(MMT) | 金曜 10:25 - 10:55 | [注 57] | |||
秋田県 | 秋田放送(ABS) | 水曜 10:55 - 11:25 | [注 58] | |||
福島県 | 福島中央テレビ(FCT) | 日曜 5:45 - 6:15 | × | [注 59] | ||
山梨県 | 山梨放送(YBS) | 土曜 5:29 - 5:59 | 〇 | [注 60] | ||
新潟県 | テレビ新潟(TeNY) | 金曜 10:55 - 11:25 | [注 61] | |||
長野県 | テレビ信州(TSB) | 木曜 11:00 - 11:30 | × | [注 62] | ||
静岡県 | 静岡第一テレビ(SDT) | 日曜 5:00 - 5:30 | 〇 | [注 63] | ||
富山県 | 北日本放送(KNB) | 日曜 5:15 - 5:45 | [注 64] | |||
石川県 | テレビ金沢(KTK) | 日曜 5:45 - 6:15 | [注 65] | |||
福井県 | 福井放送(FBC) | 金曜 10:50 - 11:20 | × | [注 66] [注 68] | ||
中京広域圏 | 中京テレビ(CTV) | 日曜 6:30 - 7:00 | 〇 | [注 69] | ||
近畿広域圏 | 読売テレビ(ytv) | 水曜 10:55 - 11:25 | [注 70] | |||
鳥取県・島根県 | 日本海テレビ(NKT) | 日曜 5:45 - 6:15 | [注 71] | |||
広島県 | 広島テレビ(HTV) | 日曜 5:15 - 5:45 | [注 72] | |||
山口県 | 山口放送(KRY) | 日曜 6:30 - 7:00 | [注 73] | |||
徳島県 | 四国放送(JRT) | 木曜 10:55 - 11:25 | [注 74] | |||
香川県・岡山県 | 西日本放送(RNC) | 土曜 5:00 - 5:30 | × | [注 75] | ||
愛媛県 | 南海放送(RNB) | 火曜 10:25 - 10:55 | 〇 | [注 76] | ||
高知県 | 高知放送(RKC) | 水曜 10:28 - 10:57 | × | [注 77] | ||
福岡県 | 福岡放送(FBS) | 日曜 5:00 - 5:30 | 〇 | [注 78] | ||
長崎県 | 長崎国際テレビ(NIB) | 日曜 5:30 - 6:00 | [注 79] | |||
熊本県 | くまもと県民テレビ(KKT) | 土曜 5:30 - 5:59 | [注 80] | |||
鹿児島県 | 鹿児島読売テレビ(KYT) | 日曜 6:30 - 7:00 | × | [注 81] | ||
大分県 | テレビ大分(TOS) | 日本テレビ系列 フジテレビ系列 | 日曜 5:45 - 6:15 | 〇 | [注 82] | |
宮崎県 | テレビ宮崎(UMK) | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 | 土曜 5:30 - 6:00 | [注 83] | ||
沖縄県 | 琉球放送(RBC) | TBS系列 | 日曜 5:45 - 6:15 | [注 84] | ||
宮古テレビ(MTV) | ケーブルテレビ | 水曜 19:00 - 19:30 | × | [注 85] | ||
日本全域 | キッズステーション | CS放送 | 毎日 9:00 - 9:30 他 | 〇 | [注 86] [注 87] | |
日テレプラス | 平日 7:30 - 8:00 | × | [注 86] |
月曜夕方時代は、1995年度からオウム真理教事件に関する報道拡大特番などで休止、一週間後に延期になることがあった。金曜日に移動後も後述の通り巨人戦の試合で月曜日に振替放送されることが多々あった。2001年度 - 2015年度は夕方ニュースの開始時刻など、番組編成が月曜日 - 木曜日と異なってしまうことがあった[注 88]。
日本テレビで放送休止となる事例は、夕方時代では、過去には巨人開幕戦がホームである場合の中継に伴う特別編成となる場合があったが、後に年末年始や8月第1週の全日本少年サッカー大会、並びに毎年9月2日の宝くじの日が金曜日に該当する場合(2011年は放送無し)の各特別番組が放送される日などで、その他は報道特別番組が組まれない限り滅多に休止にはならなかった。
また、休止にはならずとも新作を放送しないこともある。本作では放送開始から長らく本放送枠での過去に放送された回の再放送を劇場版を除いて行っていなかったが、前記の通り2020年5月8日から7月31日は前述の通り新型コロナウイルス感染症による影響で過去に放送された回の再放送となり、以降も不定期に再放送が挟まれることがある。例えば2021年8月6日放送分は2019年5月24日放送分のものが再放送された(ただし、そのような場合でも番組表上では「再放送」の表記はされない[44])。
2008年4月4日放送分(第933回)からは音声多重放送となり、副音声で解説放送を開始した(アナログ放送はモノラル2音声、デジタル放送はステレオ2音声方式)。
日本テレビが解説放送を行うのは『火曜ドラマゴールド』の終了以来1年ぶりである。
アイパートナー(解説担当)は実施開始から2023年3月31日放送分まで石丸博也[45]、同年4月7日放送分より草尾毅が担当している。劇場映画版やクリスマススペシャルの放送時、石丸の代役は開始当初より水谷優子が担当していたが、2016年7月15日放送分(映画『ミージャと魔法のランプ』前編)以降は、水谷の死去に伴い佐藤朱が担当している[注 89]。2016年4月29日 - 6月17日放送分は、羽佐間道夫が石丸の代役を務めた。また、アニメ番組での音声多重放送は『ドテラマン』以来21年ぶりとなり(2か国語放送は除く)、解説放送を行うアニメは史上初となる。
オープニングではアイパートナーがタイトルコールを行うほか、エンディングのスタッフロールでは彼らの名がクレジットされないため、本編の終了直前に必ず挨拶を行う(これは同じく石丸が解説放送を担当する24時間テレビスペシャルドラマなども同様)。同じく解説放送が行われている『金曜ロードショー』や『名探偵コナン』などのような主要キャストの紹介は行われない。
解説は、タイトルコールも含め、主な視聴者層である幼児に合わせた読み聞かせのような軽快なナレーションとなっている。キャラクターの名前に敬称が設定されている場合は基本的にそれを付けて呼ぶ。Aパートの最後では「次、すぐだからね。待っててよ!(石丸・草尾)」、Bパートの最後では「僕、石丸博也。次回も楽しみにね!(石丸)」「僕、草尾毅。次回もお楽しみに(草尾)」と締めくくる(石丸・草尾は作中に登場したゲストキャラクターの口調や口癖を用いた言い換えが多い)。
〔多〕アンパンマンからのおしらせ…。
目の不自由なかたにも おたのしみいただけるほうそうを
副音声でおおくりしています。みんなきいてみてね!
『それいけ!アンパンマン』をテーマにした教育番組。
ジャムおじさんのパン工場を模したスタジオでアンパンマンにちなんだ企画(料理・工作・体操・クイズなど。屋外ロケの回もある)を行う実写パートと、過去に放送された『それいけ!アンパンマン』の傑作選の2部構成となっている。また、オープニングタイトルロゴの「それいけ!」部分が黒になっている。
2011年4月8日放送分までは画面比4:3の標準画質(アップコンバート)だったが、翌4月11日放送分から実写パートはハイビジョン制作に移行した。
2010年4月からは新谷良子や永田亮子がナレーションを担当している。また、劇場版に出演したゲスト声優が司会を務めた回もある(藤井恒久〈2020年9月まで日本テレビアナウンサー〉、愛華みれ、西村知美・西尾拓美など)。
アンパンマン会議参加4社(アガツマ、ジョイパレット、セガトイズ、バンダイ)のうち1 - 3社が日替わりでスポンサーになり、関連商品のCMを流している。ただし、バンダイについては他3社がスポンサーに付いている日に限り、同じくバンダイナムコホールディングス傘下のバンダイナムコエンターテインメントやアンパンマン関連商品を発売していないピープルに枠を譲ることもある。他に金曜日のみ、フレーベル館(原作絵本及び関連書籍)と西松屋の2社が固定スポンサーになっている。
スタジオパートではアニメシリーズのオープニングアニメーションがアイキャッチとして使用されている。
2013年以降は時刻表示も開始。ただし、ハイビジョン制作分のエピソードについてはクレジットの関係上オープニング冒頭およびサブタイトルのみ時刻を表示していなかったが、2023年現在は常時時刻表示を行っている。
日本テレビ系列のBSデジタル放送局・BS日テレで毎週月 - 金曜の朝8時30分から9時00分に放送されている(2023年4月3日以降)[注 93]。BS日テレにとっては、2000年12月4日の開局当初から放送されている数少ない番組の一つである。当番組の制作はBS日テレではなく日本テレビが担当しているため制作クレジットには日本テレビと表記されている。
2011年9月までは18時00分から19時00分に編成されていたが、巨人戦ナイター中継が行われる日は1時間繰り上げて17時00分からの放送となっていた(2009年まで)。2010年以降は17時台にQVCの同時放送を行うため、中継のある日は休止とされていた[注 94]。先述したように、2011年10月からは朝に放送されるようになったため、休止となることは滅多にない。2010年4月から金曜版も放送される、2016年4月から日曜版も放送されるが、2018年10月からは再び平日のみになった。2023年3月までは8時00分から9時00分に編成されていた。
など
など
2016年4月3日より2018年9月30日まで2年半にわたって放送された、『それいけ!アンパンマンくらぶ』と同じBS日テレで毎週日曜日の6:30 - 7:00にて放送されていた(2017年3月までは6:00 - 7:00の60分放送だった)。『くらぶ』の日曜版に相当する。番組のコンセプトは「朝から子どもたちを元気にすること」で、実写パートとアニメの名作選で構成される。MCはシンガーソングライターのダイスケ[46]。アンパンマン会議を構成する4社全てがスポンサーとなっていた。
キッズステーションで放送されている『それいけ!アンパンマンくらぶ』と同系統の番組。2017年3月放送終了。
日本国内に限らず、アメリカ、韓国(MBC→トゥーニバース→アニマックス)、香港(ATV→TVB)、台湾(カートゥーン ネットワーク→東森幼幼台→MOMO親子台)、タイ、中東(MBC〈中東放送センター〉)などで放送されている。過去にはヨーロッパでもJSTVを通じて放送されていた。
イランでは食文化の違いから、アンパンマンの顔は「黒豆入りパン」、しょくぱんまんの顔は「焼きたてのナン」という設定に差し替えられている。ラマダン(断食)の放送期間中は、アンパンマンなど食べ物のキャラクターの顔にモザイクがかかる[47]。
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
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