コース: 試験対策:基本情報技術者試験 コンピュータシステム

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半導体を用いた補助記憶装置について

半導体を用いた補助記憶装置について

補助記憶装置の記録には 磁気を用いたもの、光を用いたもの、 半導体を用いたものがありますが、 ここでは半導体を用いたものを 取り上げましょう。 半導体を用いた補助記憶装置には、 SSD やフラッシュメモリなどの 半導体メモリがあります。 半導体メモリとは 半導体の回路を電気的に制御して、 データの記憶を行う記憶装置です。 半導体メモリは電源を切ると、 記憶内容が失われる揮発性メモリと 失われない非揮発性メモリがあります。 非揮発性メモリの代表は ROM ですが、 これは Read Onlt Memory の略で もともとは読み取り専用でした。 けれども ROM の中で 読み書きが自由に行えるものが 開発され、それが改良されて フラッシュメモリが発明されました。 記憶素子として フラッシュメモリを用いた代表的な 補助記憶装置は、 メモリカードと USB メモリです。 フラッシュメモリは メディアのサイズが小さく、 物理的な動きを伴う駆動装置が 不要なため、振動や衝撃に強く、 対応機器も小型、軽量にしやすいという 特徴があります。 メモリカードは事実上の標準規格は SD メモリカードで、 通常 SD カードと呼ばれます。 フルサイズのカードは切手大で約2グラム、 小さなサイズのマイクロ SD は 小指の先ほどの大きさで 約1グラムです。 最初の規格では 最大記憶容量 2GB でしたが、 テラバイト単位のものも作られるなど、 大容量化しています。 ノートパソコンやスマートフォン、 デジタルカメラやデジタルビデオカメラなど 広く普及しています。 USB メモリは PC などの USB 端子に差し込んで使用します。 着脱、持ち運びが容易な記憶メディアとして パソコンなどの情報機器間のデータの移動に よく用いられています。 開発当初は 数十メガバイト程度の容量でしたが、 近年では 1TB を超える製品も存在します。 SSD は記憶媒体として フラッシュメモリを用いる ドライブ装置です。 電気的にデータをアクセスするため 極めて高速に読み書きが可能で、 また消費電力が少なく、 耐衝撃性に優れ、 振動や駆動音もないなどの 優れた特徴があります。 そのため近年磁気ディスク装置に変わり、 補助記憶装置として 用いられることが多くなってきました。 ただし短所としては…

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