MR 41 (核弾頭)
フランスの核弾頭
MR 41はフランスが開発した核弾頭。フランス海軍の潜水艦発射弾道ミサイルM1及びM2に搭載されていた。ブースト型核分裂兵器であり[2]、1963年から開発が開始された[1]。高濃縮ウランのほか、重水素及び三重水素を用いている[1]。1971年にかけては開発試験のため、核実験が行われている[3]。
MR 41 | |
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タイプ | 核弾頭 |
開発国 | フランス |
配備先 | フランス海軍 |
開発・生産 | |
生産期間 | 1969年-[1] |
配備期間 | 1971年-1979年[1] |
生産数 | 35発 |
要目 | |
核出力 | 500kt |
弾頭 | 核分裂弾頭(ブースト型核分裂兵器) |
重量 | 700kg |
1969年から生産され[1]、1971年から備蓄配備が開始された[1]。35発が生産されており、1972年からミサイル搭載潜水艦への配備が行われている[2]。
後継となるM20ミサイルおよびTN 60核弾頭の配備は1977年から始まり、1979年までに更新し、TR 41は退役した[1]。
脚注
編集- ^ a b c d e f g France's Nuclear Weapons
- ^ a b Weapons of Mass Destruction: The no-nonsense guide to nuclear, chemical and biological weapons today, Robert Hutchinson,2011,ISBN 9781780223773
- ^ Spying on the Bomb: American Nuclear Intelligence from Nazi Germany to Iran and North Korea,Jeffrey Richelson,2007,P210,ISBN 9780393329827