大根仁
1968-, 演出家、映画監督。
大根 仁(おおね ひとし、1968年12月28日 - )は、東京都国立市出身のテレビドラマの演出家、映画監督。オフィスクレッシェンド取締役。
おおね ひとし 大根 仁 | |||||||||||
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生年月日 | 1968年12月28日(55歳) | ||||||||||
出生地 | 日本・東京都国立市 | ||||||||||
身長 | 167cm | ||||||||||
職業 | 演出家、映画監督 | ||||||||||
ジャンル | テレビドラマ、映画、舞台、ミュージック・ビデオ | ||||||||||
事務所 | オフィスクレッシェンド | ||||||||||
主な作品 | |||||||||||
テレビドラマ 『トリック』 『モテキ』 『まほろ駅前番外地』 『エルピス-希望、あるいは災い-』 映画 『モテキ』 『バクマン。』 ネット配信ドラマ 『地面師たち』 | |||||||||||
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備考 | |||||||||||
オフィスクレッシェンド取締役 |
経歴
編集東京都国立市生まれ。幼稚園にあがる頃に千葉県船橋市に引っ越し同市で育つ[1]。小学六年生の頃に放送していたドラマ『北の国から』の第1回を見た時に「ものすごいものが始まった」と衝撃を受け、その後たまたま書店で見つけた『北の国から』のシナリオを手に取ったことからドラマ作りに興味を持った[2][3]。映像系の専門学校に進学し[4]、在学中に制作したPVが当時専門学校に講師で来ていた映画監督・堤幸彦の目に留まり[4][5]、その縁で堤と秋元康が作った番組制作会社「SOLD OUT」に入社[5]。二十歳の時にディレクターデビューを果たしており、1番最初の仕事はカラオケビデオの制作だった[4]。
『ヴァンパイアホスト』、『30minutes』、『ライオン丸G』、『週刊真木よう子』、『湯けむりスナイパー』、『モテキ』などテレビ東京を中心に多くの深夜ドラマの演出を手がけた。
2012年、ドラマの劇場版であり初監督映画の『モテキ』で第35回日本アカデミー賞話題賞・優秀作品部門を受賞[6]。
2024年9月30日、Netflixとの間で5年間の契約を締結し、テレビシリーズや映画などを同サービス向けに制作及び供給することを発表した。「配信メディアという、まだまだ映画やテレビドラマほどジャンルが確立していない、言ってしまえば“未開の荒地”であるその場所自体に、気持ちが惹きつけられたのだと思います」とコメントしている[7][8]。
受賞歴
編集- 2000年
- 2012年
- 第21回日本映画プロフェッショナル大賞 新人監督賞(『モテキ』)
- 2013年
- 2016年
- 第39回日本アカデミー賞 優秀監督賞(『バクマン。』)[9]
- 第25回日本映画批評家大賞 監督賞(『バクマン。』)[10]
- 2020年
- 第106回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 脚本賞(『共演NG』、樋口卓治と共同)[11]
- 2021年
- 2023年
- 第60回ギャラクシー賞 大賞(『エルピス-希望、あるいは災い-』)
- 2024年
作品
編集テレビドラマ
編集- きっと誰かに逢うために(1996年、テレビ東京)
- 熱血恋愛道(1999年、日本テレビ)
- 怖い日曜日(1999年、日本テレビ)
- サイコメトラーEIJI2(1999年、日本テレビ)
- TRICK (2000年、テレビ朝日・東宝)
- 早乙女タイフーン(2001年、テレビ朝日)
- 少年タイヤ「青木さん家の奥さん」(2001年、フジテレビ)※構成担当
- 演技者。(2002年、フジテレビ)※総合演出担当
- 「室温〜夜の音楽〜」
- 「黒いハンカチーフ」
- 「錦★鯉」
- 「アメリカ」
- 「ミツオ」
- 「14歳の国」
- 「マシーン日記」
- 「やすらぎの家」
- 「TRASHMASTAURANT」
- 石橋貴明コント・石橋を叩いて笑う〜ゴッホの耳〜2(2003年、テレビ朝日)
- 「テツandトモand…」
- 「402号室」
- 「AM3:30」
- 劇団演技者。(2004年、フジテレビ)※総合演出担当
- 「雨が来る」
- 「激情」
- 「新しい生き物」
- ヴァンパイアホスト(2004年、テレビ東京・東宝)
- 30minutes(2004年、テレビ東京)
- ホテルサンライズHND〜最後のステイ〜(2005年、テレビ東京)
- 「ROOM 777「伝説の男」」
- 30minutes鬼(2005年、テレビ東京)
- アキハバラ@DEEP(2006年、TBS)
- ライオン丸G(2006年、テレビ東京) - 演出・脚本
- 去年ルノアールで(2007年、テレビ東京) - 演出・脚本
- シャワーGirl!(2007年、テレビ朝日)
- 週刊真木よう子(2008年、テレビ東京) - 企画
- 「ねぎぼうず」(演出・脚本)
- 「スノウブラインド」(演出・脚本)
- 「トラ トラ トラ」
- 「立川ドライブ」
- 「恋泥棒ヨーコ」
- 「魔女がアタシを」
- デリパンダ〜おしゃべりデリ坊、東京ド真ん中配達中〜(2008年、テレビ東京)
- 湯けむりスナイパー(2009年、テレビ東京) - 演出・脚本
- モテキ(2010年、テレビ東京) - 演出・脚本・撮影
- まほろ駅前番外地(2013年、テレビ東京) - 演出・脚本
- リバースエッジ 大川端探偵社(2014年、テレビ東京) - 演出・脚本
- ハロー張りネズミ(2017年7月 - 9月、TBS) - 演出・脚本
- 大河ドラマ いだてん〜東京オリムピック噺〜(2019年、NHK)[14]
- 共演NG(2020年、テレビ東京)
- エルピス-希望、あるいは災い-(2022年、フジテレビ・関西テレビ)
ネット配信ドラマ
編集- 地面師たち(2024年7月25日配信、Netflix) - 監督・脚本
映画
編集- モテキ(2011年9月23日公開、東宝) - 監督・脚本・撮影
- 恋の渦(2013年3月30日公開、シネマ☆インパクト) - 監督・撮影・編集
- バクマン。(2015年10月3日公開、東宝) - 監督・脚本[15]
- DENKI GROOVE THE MOVIE?〜石野卓球とピエール瀧〜(2015年12月26日公開、ライブ・ビューイング・ジャパン)[16]
- SCOOP!(2016年10月1日公開、東宝) - 監督・脚本[17]
- 奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年9月16日公開、東宝) - 監督・脚本[18]
- SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年8月31日公開、東宝) - 監督・脚本[19]
アニメ
編集- 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(2017年8月18日公開、東宝) - 脚本
- しん次元! クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜(2023年8月4日公開、東宝) - 監督・脚本[20]
舞台
編集- 電車男(2005年、ホリプロ ※共同演出)
- 竹内まりやソングミュージカル 本気でオンリーユー(2008年)
- ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2012年)
- マシーン日記(2021年)
ミュージック・ビデオ
編集- THE TRANSFORMER「クルッタキセツ」(1999年)
- スチャダラパー「DISCO SYSTEM」(2006年)
- フラワーカンパニーズ「この胸の中だけ」(2008年)
- スチャダラパー「ライツカメラアクション」(2008年)
- スチャダラパー+木村カエラ「Hey! Hey! Alright」(2009年)
- フラワーカンパニーズ「深夜高速 (2009)」(2009年)
- フジファブリック「夜明けのBEAT」(2010年)
- Half-Life「J-POP」(2010年)
- いきものがかり「KISS KISS BANG BANG」(2012年)
- マキシマム ザ ホルモン「予襲復讐」(2013年)
- 宮本浩次「ハレルヤ」(2020年)
- V6 「僕らは まだ」 (2021年)
バラエティ番組
編集出演番組
編集- ニュース探究ラジオ Dig(2010年4月 - 2012年3月、TBSラジオ ※金曜パーソナリティー)
- 山田孝之の東京都北区赤羽第七回(2015年2月21日放送、テレビ東京+松竹撮影所) - 本人 役
- ミュージック・ポートレイト 古舘伊知郎×大根仁 (2016年11月24日、12月1日、NHK総合テレビ)
- 「東京」 2021春 サヤカとトモヤ ~君の牛、再び~(2021年、TOKYO FM) - 本人 役[21]
連載
編集- コラム
- 東京スナイパー(週刊SPA!、2009年 - 2021年5月4日・11日合併号)
脚注
編集- ^ “波 都築響一 × 大根仁”. 新潮社の電子書籍. 2022年12月1日閲覧。
- ^ 大根仁:「モテキ」以前を語る 無料ワークショップ開催
- ^ “『北の国から』を観てテレビの世界を目指した(ゲスト:大根仁)【後編】 | AdverTimes.(アドタイ) by 宣伝会議”. AdverTimes(アドタイ)宣伝会議が運営する、広告界のニュース&情報プラットフォーム. 2022年12月1日閲覧。
- ^ a b c “映画『バクマン。』対談 (w/ 大根仁監督) - 後編 | SCHOOL OF LOCK! | サカナLOCKS!”. 未来の鍵を握る学校 SCHOOL OF LOCK!. 2022年12月1日閲覧。
- ^ a b “大根 仁と食|忘れらんねぇよ、あの味。 | FOOD & HEALTH | LIFE LABEL Magazine(ライフレーベルマガジン)”. lifelabel.jp. 2022年12月1日閲覧。
- ^ 日本アカデミー賞公式サイト 第35回日本アカデミー賞優秀賞発表! 2012年3月3日参照。
- ^ Brzeski, Patrick (2024年9月29日). “Netflix Inks Exclusive 5-Year Deal With Japanese Director Hitoshi One”. The Hollywood Reporter. 2024年10月1日閲覧。
- ^ “大根仁監督「ピエール瀧さんを『専属俳優』とか弄っていたら『専属監督』に」ネトフリと5年契約”. 日刊スポーツ (2024年9月30日). 2024年10月1日閲覧。
- ^ “第39回日本アカデミー賞優秀賞決定!”. 日本アカデミー賞公式サイト. 2016年1月18日閲覧。
- ^ “日本映画批評家大賞 2016公式サイト”. 日本映画批評家大賞. 2016年5月26日閲覧。
- ^ 受賞結果総評 | 第106回ドラマアカデミー賞、ザテレビジョン、2021年2月22日閲覧。
- ^ 大山勝美賞、放送人の会、2021年5月3日閲覧。
- ^ 『「LINE NEWS AWARDS 2024」受賞者発表 北口榛花さん、宇多田ヒカルさん、やす子さん、山﨑賢人さん、大根仁さんら5組が「話題の人賞」を受賞!』(プレスリリース)LINEヤフー株式会社、2024年11月28日 。2024年11月28日閲覧。
- ^ “大根仁が大河ドラマにもたらしたものとは? 『いだてん』「前畑がんばれ」の裏側を解説]”. リアルサウンド 映画部. 2019年9月22日閲覧。
- ^ “漫画「バクマン。」が実写映画化 - 主人公コンビは佐藤健&神木隆之介、『モテキ』の大根仁が監督”. Fashion press. 2015年9月6日閲覧。
- ^ http://www.denkigroove.com/themovie/home.html
- ^ “福山雅治、大根仁監督の「SCOOP!」でひげ面のパパラッチに、共演は二階堂ふみ”. 映画ナタリー (2015年11月11日). 2015年11月11日閲覧。
- ^ “民生楽曲たっぷり使用!「奥田民生になりたいボーイ」を大根仁が映画化”. 音楽ナタリー (2016年5月20日). 2016年5月23日閲覧。
- ^ “韓国のヒット作「サニー」の日本版を大根仁が撮る!主人公の現在は篠原涼子、過去は広瀬すず”. 映画.com (株式会社エイガ・ドット・コム). (2017年10月2日) 2017年10月2日閲覧。
- ^ “映画「クレヨンしんちゃん」初の3DCGアニメが2023年夏公開、監督・脚本は大根仁”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年12月10日) 2022年12月10日閲覧。
- ^ “リリー・フランキー脚本!「東京ラジオ」オリジナルラジオドラマ/「東京」 2021春 サヤカとトモヤ ~君の牛、再び~ 伊藤沙莉、森優作、大根仁、マキタスポーツら出演”. PR TIMES. 2021年4月23日閲覧。